海外~パウラ編

来年２月、かなり
久しぶりに海外フィリピン
最後に海外に行ったのは
なかなか過去を

思い出せないから
アルバムの写真を見て思い出した
最後に海外に行ったのは
ヒモ時代だ

イタリア、アイスランドからの
帰国。なりゆきで
ヒモになり
暫し食わせて貰っていた

その女性と
イギリス、アイルランド
それが最後の海外
３０才のとき

もう１５年も海外に行ってない
まだそんなに
携帯電話が普及していなく
時代は写メじゃなく

ポケットカメラ《写るんです》
２７才、アイルランドに
半年ばかり住んでいた
いわゆる語学留学

日々楽し過ぎて
毎日眠るときに
早く明日が来ないかなぁ
子供の遠足状態だった

学校で初めに友だちになったのは
イタリア人の
緑色の目のカテリーナ
校内のランチタイム

一人でサンドイッチを食べていた
「ここ、座っていい？」
僕はうつむき加減で
「どうぞ」

互いに拙い英語で
音楽の話しをした
僕もカテも
ビョークが好きで

なんかいつも自然と
一緒にいるようになった
ランチタイム
カテが僕に彼女の友だち

パウラを紹介した
「今日、この学校に来た
私の友だち、パウラ」
インド人の父、イタリア人の母

そんなハーフのパウラ
なんかすごくときめいた
最初のうちは
カテとパウラと

後数人で飲み歩くようになり
飲み歩くうちに
最初のトキメキはなくなり
飲み仲間になった

互いの波長が合う部分が
そこだった
とてもまた会いたいな
またアホみたいに

一緒に飲んだり
またアホみたいに
一緒にマリ★ナやったり
遊びたいな

そんな遊び仲間

『イザナキイザナミ』

https://youtu.be/TIrM1UIFdog

作詞作曲：遊鬼ウタゲ


イザナキイザナミ
あなたの眼差し

あのとき広がり
あのとき終わった
あのとき煌めき
あのとき甦る

イザナキイザナミ
わたしの呼吸

足踏み鳴らして
月夜に踊って
誘い誘われ
燃え盛る松明

イザナキイザナミ
命 悲しみ

イザナキイザナミ
命 喜び

わたしが不安だと
思い出させてほしい
わたしが不安だと
思い出させてほしい
憎しみからは
なにも生まれない
不毛な炎はもう欲しくない
その頬に、あなたの
その頬に
もう一度だけ……

『オモチャの兵隊』

作詞作曲 遊鬼ウタゲ

デタラメな青い空
描いては笑う
午前２時 健やかな
寝息がそよぐ

オモチャの兵隊コウシンダ
丸い形のお月様
オモチャの兵隊コウシンダ
窓辺に蒼い影

デタラメな青い夢
七色に照らし
午前２時 高らかに
突撃ラッパ 騒ぐ

オモチャの兵隊トツゲキダ
丸い形のお月様
オモチャの兵隊トツゲキダ

オモチャの兵隊コウシンダ
丸い形のお月様
オモチャの兵隊トツゲキダ
窓辺に蒼い影

揺れて

『ひかりのうた』

作詞作曲 遊鬼ウタゲ

まわる ひかり
はじける ひかり
ぼくのなかで
きみがわらっていた

めぐる ひかり
またたく ひかり
きみのなかで
ぼくがわらっている

たくさんの ひかり
とんだり はねたり
ぼくのなかで
みんながわらっていた

みんなのなかで
きみがわらっている

『月光』

『月光』
作詞作曲 遊鬼ウタゲ

沈黙の時が過ぎ
芽生えた焔(ほのお)
爪先 突き立てて
引き裂いて眠る

きみは想い滲ませて
狂った白い笑い声
耳を塞いで

漆黒の海辺
鳴り止まない潮騒
銀の月光り
シルエットの涙
胸に突き刺して
赤い夜更けに

熱帯びた剥き出しの
鼓動が唸る
手に触れた青い水
揺らめき崩れる

目覚めた不覚の世界で
その手を遠くに伸ばして
この手を掴んで

漆黒の海辺
鳴り止まない潮騒
銀の月光り
シルエットの涙
胸に突き刺して
赤い夜更けに

『ナカヌホトトギス』

作詞作曲 遊鬼ウタゲ

歩道橋の上で立ち止まり
住み慣れた 街をぼんやりと
眺めたり
唾を吐いたり

毎日が同じことのくり返し
同じことをくり返すばかりで
笑ったり
騒いだり

僕が代わりに泣いてあげる
雨が降る日の樹の下で

散らかし放しの部屋の中
あるいは綺麗に掃除
してみたり
荒らしたり

記憶を飛ばして遊んでいる
忘れない記憶はずっと
残ったり
壊れたり

僕が代わりに鳴いてあげる
ナカヌホトトギス

僕が代わりに泣いてあげる
雨が降る日の樹の下で

ナカヌナラ
ナカヌナラ
ボクガカワリニナイテアゲル

ナカヌナラ
ナカヌナラ
ボクガカワリニナイテアゲル

雨が降る日の樹の下で

『うたかたの日々』

作詩作曲 遊鬼ウタゲ

変わらないもの
きみは砂丘で眠る
変わらないもの
僕は車をとばす

雨の日は
傘をさして

変わらないもの
きみは砂丘で夢見る
変わらないもの
僕は空を見上げる

風の日は
両手を広げて

うたかたの日々

変わらないもの
変わらないもの

きみは砂丘で眠る
僕は車をとばす