サイケデリックでも生きてゆける 奇妙で愉快な感じでね ヽ(*´▽)ノ♪
午前3時
待っている
呼べよ嵐、吹けよ嵐
窓を打つ雨

低く唸る風音
こんなものではない

かつて台風直撃を二度体験した
1度目は19歳、福岡県時代
線路沿いの木造アパート
半端なく物凄い暴風雨

玄関のドアが
吹き飛ぶのではないか
僕は喜々として
窓の外を眺めていた

やがて嵐が収まった
青空が広がり
窓を開けると
小鳥たちのさえずり

その数分後、雲行きが怪しくなり
途端に暴風雨
部屋がカダガタ揺れ
あ、これが幼少の頃

何度も母親から聞かされた
台風の目なのか
僕は台風の目を見た
とても聡明な目を見た

午前3時18分
時々、瞬間的に
爆音の予兆
こんなものではない

今日はゴミ出しの日
眠る前にゴミを出す
どうせなら台風マックスに
喜々としてゴミを出したい

午前3時21分
まだやって来ない
やって来い、やって来い
我を忘れる時

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遊鬼ウタゲ
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