捏造

かつて僕は
日本人である自身
第二次世界大戦
日本はアジア諸国に

鬼畜と言われ
正義のアメリカが
広島、長崎に原爆を落とし
終止符をうった

自国を愛せなくて
捻くれた自身も愛せなくて
１０代の頃
様々なことがあり

なにもかもが
辻褄があわない
あまりに苦しくて
夜空にはたくさんの星

誰にも気づかれず
ふっと消える星になりたい
愛情の渦から消えたい
反抗期といえば反抗期

15歳。高校進学を望まない
その僕に
学校に母親共に
呼び出されたり

家でも父親、母親
僕には責められて
いるように感じた
一人で生きてゆける力

明日にでもなにがなんでも
旅立ちたかった
今思えば生き急いでいた
眠るのが怖かった

一日でも早く
世の中を知りたかった
高校には進学した
23歳で地元から失踪した

25歳にはアイルランド
外から感じた日本
日本の素晴らしさを感じた
そして僕が失望した日本

ほとんど戦後
アメリカGHQによる捏造
仕掛けられた世界
目を見開なければいけない

咲き乱れたまま
乱れるままに
世界は矛盾に満ちている
だからこそ

新しい世界は
一瞬にて訪れる