サイケデリックでも生きてゆける 奇妙で愉快な感じでね ヽ(*´▽)ノ♪
https://youtu.be/_JR3jyZ2Sio
ウルトラ・ロケットマン/すかんち

17~25歳までは
ベースを弾いていた
初めて買ったベースは
通販のベース、アンプ、シールド付き

二万円弱のベース
お金があまりなかったし
そしてパンクロッカー
シド・ヴィシャスのベースと

同じモデルのベースだったから
購入した。気分はシド・ヴィシャス
しかしなんせ音がよくない
次に購入したのは

白のレスポール・ベース
白のレスポール・ベースが
活躍した期間は短かった
その前に白のレスポール・ベース

僕はどこまでいっても
ミーハーな部分があり
《すかんち》のベーシスト
Shima-changの大ファンで

めっちゃキュート!
白のレスポール・ベースを弾く
Shima-changに胸がトキメキ
当時の僕としては

高額なベースを買った
安物ベースは友だちにあげた
ベーシストとしての僕は
単に下手なベーシストで

見切りをつけた
詩の朗読を始めた
そのうち色々あり
地元から失踪した

その時は、もう二度と
地元には足を踏み入れない
僕は風になり長崎県に消えた
長崎県に消える前に

資金作りの為
エレキ・ギターを質屋に売った
アコースティック・ギターは
安物ながら姉から貰ったし

売るわけにはいかず
レスポール・ベースは
売りたくなかった
失踪先、長崎県には

二年ほど滞在した
その間に何度かだけ
ライヴでベースを弾いた
熱狂にはほど遠かった

その後、今しか出来ないこと
海外に旅行ではなく暮らすこと
長崎を離れ短期間でお金を稼ぐ為
愛知県に移住することにした

荷物はなるべく少なく
それで二度と足を踏み入れない
その覚悟で離れた
地元、実家に行き

荷物を置かせてほしいと
お願いした。それは
僕なりのケジメだった
その時にレスポール・ベースを

実家の物置にケースに包み
収納した。姉から譲り受けた
アコースティック・ギターは
一時的に海外にいた間は

実家に置いていたけど
帰国後は全く弾かないけど
ずっと持ち続け
埃塗れのまま

引っ越す先々で部屋の片隅
埃塗れのまま
ずっと僕の側にいてくれた
音楽活躍を始めた静岡県時代後半

埃塗れのギターの埃を拭き取り
錆錆の弦を張替え
その後、神戸へ
音質に敏感になり

色々思うところもあり
赤いギター
《チェリーフィッシュ・マイ・ギター》
色々思うところもあり

姉から譲り受けたギターは
帰省の際に、姉の娘にあげた
その後、神戸の楽器屋で
アコースティック・ギター

《魔法の樹》を購入
一週間前に地元に戻り
20年ぶりに白の
レスポール・ベース

赤いギター
《チェリーフィッシュ・マイ・ギター》
アコースティック・ギター
《魔法の樹》

白のレスポール・ベース
名は《Shima-Chang》
要はシマちゃん
シマちゃんは20年間も物置に

置き去りにしてしまったし
すぐに機嫌を
直してはくれないだろう
でも再び会えて嬉しい



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