戯れ言

起きる事と眠る事が苦手
苦手なのはそれだけではない
むしろ苦手だらけ
そして日々生きている

起きる事、ベッドから抜け出すことが
極度に苦手
それは温かな母体の中
そこがなによりも心地よく

なんならずっと
そこにいたかった
産まれ落ちたとき
あまりに寒かったトラウマ

眠り。かつて僕は
線路近くで刺されて死んだ
線路ではないかもしれない
なにかしら似たシチュエーション

ガチガチ震えながら死んだ
刺されたのではなく
斬られたのか撃たれたのか
真横に電車が通るような大きな音

大量の血が流れ
体温が急激に下がり
ま、定かではない
でもそんな変な感覚

いつの時代、どの国か分からないけど
僕はなんらかの独裁者
暴君だった。そんなことを
くりかえし

当初の目的を忘れてきたような
思い過ごしかもしれない
勘違いかもしれない
楽しませたいんだ

楽しみたいんだ
巻き込みたい
たくさん巻き込みたい
更にそこから産まれる

新しい命を育みたい