真夜中のiLiKETRAiNS

https://youtu.be/DBRItiPzcZg
『Sea of lerlets』iLiKETRAiNS

過去を思い出すとクラクラする
12～13年前、宮城県に住んでいた
毎週、仙台、国分町
飲み歩いていた

飛っべるかな、飛っべるかな
はてはてふふぅ～
2階建ての高さ
下から見るとたいしたことない

上から見ると足がすくむ
かなり割愛。飛んでみた
右足踵が蜘蛛の巣状に割れた
旅をする夢。昨夜

凄く怖い夢を見た
財布の中には3万円
飛行機で中近東へ飛び
以後は100%ノープラン

ただでさへ方向音痴
ぷらぷらぷらぶら、していた
ふと気づくと雪景色
Wehre I am hear？

僕はどこにいるの？
真っ直ぐ進め！
Go to straight！
360度、どこがどこか

分からなくなくて
気付けば人里離れた山道
引き返すのか進むのか
凄く寒くてしとしと雪が

降り積もってゆく
鬱蒼とした森の手前
そもそも旅とは中間中間で
ある程度は目星をつけ

進む場所へ進む
地図帳もなく
その土地の言語も分からず
サバイバルをするなら

寝袋やテント
それもなく、財布の中に
3万円とクレジットカード
無防備過ぎる以前に

バカ？なのか
来た道を戻るのか？
それとも雪降る山道を進むのか？
考えていた

右足に嫌な気配
緑色の蛇が巻き付いていた
じわじわきつく
巻き付いてゆく

蛇の目線は一直線にこちら
オチツケ、オチツケ
自身に言い聞かせた
蛇の目線。対峙した

もしこの蛇が毒蛇ならば
僕はここで死ぬのかな
それとも噛まれた後
息がある内に、たまたま

誰かが瀕死の
僕を見つけてくれるのかな？
以前に死ぬ気はない
オチツケ、オチツケ

緑色の蛇と対峙
目と目
右足はグルグル締め付けられてゆく
目と目

牙が飛んで来る蛇の
その首を掴めるよう
僕は眼前の蛇に
右手をかざした

その瞬間が来た！
全身全霊を右手に…あれ？
いない、蛇が
更に攻撃を仕掛けようと後方に

そこで目が覚めた
冷や汗をたくさんかいていた
12~13年前、宮城県に住んでいた
飛っべるかな、飛っべるかな

はてはてふふぅ～
足の踵が蜘蛛の巣状に割れた
知人がお見舞いに
音楽雑誌を買ってきてくれた

雑誌のライナーノーツ
《iLiKETRAiNS》に凄く
興味深々。歩けないから
更にその知人に

そのCDを買ってきてくれるよう
お願いした
僕は滅茶苦茶で
なんだかんで会いたい

いつでも僕は無防備で無茶苦茶で
助けられてばかり
少しばかり奢りたい
ありがとうね、と言いたい

頭が下がるばかりの人生だ