新たなパンクオペラと戯れる

午後11時にスタジオ入り
2時間。部屋ではヘッドフォン
小声で歌い演奏
新曲に振り回されている

1ヶ月前ほどに曲らしきもの
《普通の曲》しかし
息吹を感じた
なぜ《普通の曲》にひっかかるのか？

たまに《普通の曲》を
部屋にてギターで弾いてみる
妙にひっかかる
全貌が見えた、そう思った

歌詞を書いた
翌日に見直すと違う
また書き直すと同時に
曲が変わってゆくのではなく

益々鮮明になってゆく
その鮮明さに対して
歌詞があまりに不透明で
更に歌詞を書き直す

《普通の曲》が次元を超えてゆく
アレンジについて試行錯誤
今夜、スタジオに入った
バカでかいサウンド

アレンジ以前に更に
曲の構成が変わってゆく
のではなく、益々
生まれようとする

そのままで生まれようとする
まさかスタジオで
曲の構成が変化し
生まれ出たナンバーは

爆発的なまでのエネルギーに満ち
来週はライヴだし
そのリハーサルもしなければいけない
2時間では足りなく

1時間延長し3時間
2時間を新曲に費やし
1時間を来週ライヴのリハーサル
こんな経験、初めてだ

産声を上げたナンバーのエネルギー
それに対して僕がまだ
振り回されている
ステージ披露までに

もう少し互いに戯れが必要